近年の情報化により誰もがITについて知っておいた方が良い時代になりました!さらに、ITについて知っておくだけで仕事関係で有利になるだけではなく、身の回りで使われている情報機器の見方が変わります!
さらには、それらの中で使われている仕組みはとても合理的で自分自身の生活にすら落とし込むことができます!
今回は基本情報技術者という資格について紹介をしていきますが、
IT系の資格が欲しい
基本情報技術者について詳しく知りたい
基本情報技術者試験のための勉強スケジュールが知りたい
という疑問を持っている方はぜひこの記事をご覧ください!
基本情報とは!?というところから、実際に僕が受験をした時のスケジュールや過去問の点数なども紹介しているのでこれから勉強を始める方には参考になると思います!
基本情報技術者試験って何!?
基本情報技術者試験の意味
基本情報技術者試験とは経済産業省が認定している資格で、システムエンジニアやプログラマーの基礎スキルがあることを証明できる国家資格です。
この試験はあくまでも「技術者としての能力の評価」をするためのもので、合格したからといって特殊な仕事ができるわけではありません。知識・技能の水準がある程度以上であることを国が認定している能力認定試験になります。
就活・転職で役に立つのか??
基本情報技術者を取得して就職が有利になるとすれば、プログラマ、システムエンジニア、ネットワークエンジニア、ソフトウェア品質管理担当者、システム運用管理者のような業種です。
こういったITに関する業界は、大きく分けるとメーカー系かそれ以外の独立系に分類されます。
メーカー系とは、NECや富士通、IBMのようないわゆる独自のブランド名を有する大手のIT企業です。独立系とは、人海戦術的にプログラムを開発する会社で、会社名がブランドとして出てくることはほとんどありません。独立系の多くは技術者派遣会社です。
基本情報技術者のような情報系の資格は、独立系の会社へ就職・転職する際に大きく役立ちます。取得しているだけで面接即採用となるケースもあり、取得するメリットは非常に大きいです。
一方、メーカー系へ就職・転職する際は、基本情報技術者の評価は高くはなく有利にはなりません。それは新卒でも同じです。
つまり、独立系IT企業なら評価されても、メーカー系であればそれほど評価はされないのが基本情報技術者です。
あくまで資格はプラスαの要素となり、それよりも学歴や学生時代の成績、人柄や、どのような事に打ち込んできたかなどのバックグラウンドが重要になります。
試験の形式
最初に言っておきますが、参考書を一回終えたら過去問を解きまくるのが合格には一番近道です!!
分厚いですが図の解説が丁寧なのでこの参考書を一周回せば基本的な知識は全て網羅できます!
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過去問対策は過去20年分ほどをまとめたサイトがありとても有能なので、基本情報技術者過去問道場を活用していました。
- 位置付け:ITエンジニアとして入門的位置
- 試験範囲:テクノロジ、マネジメント、ストラテジ
- 目安勉強時間:初学者の場合、150~200時間 ITに関する知識を有する場合、50時間〜
※試験ではプログラミングコードが出てくるので初学者の方はこちらも勉強が必要になると思います。
試験は午前試験と午後試験の2つがあります。
どちらも合格基準は100点満点中60点以上で試験時間は150分です。
午前試験
午前試験では、80問の4択問題が出題されます。80問全て配点は等しいので、80問中48問以上で合格です!
テクノロジ系が問1~50までで計50問、マネジメント系が問51~60で計10問、ストラテジ系が問61~80までの20問で合計80問の構成であるので、テクノロジ系を深く勉強しておくことが合格の近道です!
午後試験
午後試験では、長文形式の空欄補充問題が計11問出題され、その中から5問に解答します。
午後試験は大問ごとに配点が違いますので配点の高いものから完璧にしていきましょう!
午後の配点は以下の通りです!
大問1 :20点
大問2〜5 :各15点
大問6 :25点
大問7〜11 :25点
長文形式の問題(一問に設問が複数)が計11問出題され、その中から5問に解答します。
午後問題の出題分野と出題数は以下の通りです。
午後問題の出題分野と出題数は表1の通りです。
◎2つが必須なので◯の選択問題から3問選ぶのですが、これは過去問を解いて得意不得意から判断しましょう!
ちなみに、表計算は計算方法を知っていれば絶対に解けるのでオススメです!
実際に受けてみた結果
個人的な感想としては、午後試験よりも午前試験に苦労しました。
午後試験の特徴として、文章中の穴埋めや文章一致問題が多くあります。表計算やアルゴリズムには論理的思考が必要なので演習をしてある程度パターン化するのがいいでしょう。
また、僕は大学でプログラミングを見慣れていたためコードを見た時に「なんだこれ!?」とはならなかったのが大きなポイントでした。
それに対して、午前試験は「知っていれば解ける」問題がほとんどです。なので、仕組みは知っているけど用語やその意味を知らない僕のような人は午前試験の方が苦労すると思います。
試験結果
実際に受けた結果の評価としては、
午前試験は、過去問ではマネジメントが一番得意だったのですが、本番では大ごけしていました(笑)。自信があった割に意外とギリギリだった。という印象です。
午後試験に関しても、設問5は毎回80%以上取れていたのに「どうした??」という感じです(笑)。ただ、他の設問はある程度自信があったので試験後は午前試験の時よりも確信を持って「合格しただろ!」と思いました!
勉強スケジュール
まずは試験当日までに行った勉強総時間の概算です。
ITに関する知識を有する人は50時間〜ということから、僕の勉強時間はかなり妥当な時間だと思います。
推奨されている勉強時間の目安はあながち間違いではないようですね。
また、これは僕が実際に行った勉強内容を時系列で表にしたものです。かなりゆったりと進めてます。表の見にくさに関してはご了承ください。。。
使用した教材
基本的には、基礎的な要素を参考書で押さえて過去問を解きまくって「ヤバイ」と感じたものを別途参考書を買って進めていました。
午前試験対策
この参考書はほぼ必須と考えていいです!
<ここがオススメポイント>
図形的な説明が豊富なため初学者でもわかりやすい
IT周りに関してなんとなく知っているけど仕組みをイメージできない
基本情報技術者試験の全体の知識を網羅したい
キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 令和03年 [ きたみりゅうじ ] 価格:2,310円 |
午後試験対策
僕は午後試験対策教材として「うかる!表計算編」しか使っていませんが、アルゴリズムは最も苦戦しやすい範囲ですので時間に余裕があればやっておいて損はないでしょう!
また、午後試験の参考書に関しては全てに目を通さず必要な知識だけを拾って実際に問題を解いた方が実力が付くはずです!!
うかる! 基本情報技術者 [午後・表計算編] ver.2.0 [ 岡嶋 裕史 ] 価格:1,980円 |
うかる! 基本情報技術者 [午後・アルゴリズム編] 2022年版 福嶋先生の集中ゼミ [ 福嶋 宏訓 ] 価格:1,980円 |
過去問対策
現在、基本情報技術者試験んはCBT形式なので、紙の過去問はあまりオススメしませんが、最初は直接書き込んだりしたいという方にはオススメです!
令和04年【下期】基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集 [ 山本 三雄 ] 価格:1,595円 |
僕が実際に過去問を解くツールとして使ったのは基本情報技術者過去問道場というwebサイトです。
過去20年分ほどの過去問を、自分の苦手から抽出したり、過去5年分からランダムで出題できる。など自由度が高いたいためかなりオススメです!しかも無料です!!
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