
【受験ロードマップ】シリーズとして受験勉強についてを体系化しています。
受験勉強についてわからない人はこの記事を読み進めて受験の方位磁針として活用してください!
この記事では勉強を効率化するための「受験英語の勉強の進める順番」について紹介しています。
・勉強法があっているのか分からない
・どの順番で進めていけばいいのか分からない
・ちゃんと学力が付いているのか分からない
といった不安を抱えている受験生の皆さん。
実は、僕も受験期の5月は全く同じことを思っていました!!
ですが、僕は高校三年の5月から中学復習の参考書を手に取って以降9ヶ月で偏差値38⇨63にまであげることができました。
この記事ではどのように進めていけば英語の学力が上がるのかについて使用した参考書とともに紹介をしていこうと思いますのでぜひ最後までご覧ください!!
使用した参考書の順番

まず「三単現のs」・「5文型」・「形容詞と副詞の違い」すらも分からない段階では受験レベルの勉強を行ってもその場限りの暗記になってしまいます。
長期的に学力を伸ばしたいのであれば
基礎の完璧な理解が必要不可欠です!!!
そのため、僕は中学の復習から英語の勉強を開始しました。
中学英語の復習

使用した参考書はシステム英単語と中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。の2冊です!
システム英単語は、
ひたすらに1章(1~600)だけをなども周回して完璧にしました。
単語がわからなくてはどうにも太刀打ちできないのでとにかく単語は何度も繰り返し見て覚えました。
中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。は、
高校受験をした人なら誰でも知っているであろう中学の超基本的な知識を身に付けられる参考書です!
簡単な例文と図の付いた解説が入っており演習問題が多めなので、1つ1つしっかり理解をしながら身に付けることができます。
ここには少し長めに1ヶ月かけていつどの問題聞かれても
根拠を持って即答できるレベルで完璧にしました。
高校三年の5月からで受験勉強を始めるのはかなり遅くて焦りを感じていましたが、基礎には完璧を目指して時間をかけて行っていました。
基礎的な単語と文法のインプット

中学の復習が終わったからといって受験で戦えるレベルでは到底ありません。
まだまだ覚えなければならない基礎知識がたくさんあります。
ここで使用した参考書はシステム英単語と大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】の2冊です。
システム英単語は、
とにかく2章(1~1200)を完璧にしました。
2章までの単語がわかれば簡単な文章だと単語だけは分かる。というレベルにはなります。
シスタンは2章まで完璧にしてようやく受験のスタートラインに立てたと思って良いでしょう。
大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】は、
中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。で身に付けた中学英語のさらに深い知識に加えて、高校で習う新しい文法知識を身に付けられる参考書です。
見開き2~3ページの講義部分に5問ほどの練習問題がついています。
少し問題が少ないため、問題が解けるようになるというよりも講義部分を人に説明できるレベルで理解して解答根拠を持って問題が解けるようになっているかが重要です!
ここも少し長めに1ヶ月かけてどの問題がいつ聞かれても根拠を持って即答できるレベルで完璧にしました。
ここまでで絶対に知っておきたい基礎知識は終了です。
ここまでの理解度がどれだけ100%に近いかどうかでこの後の構文や長文の勉強がどれだけ身につくかの分岐点になります。
解けるようになるための英文法の習得|受験に必須な単語の習得

ここで使用した参考書はシステム英単語とVintageの2冊です。
システム英単語は、
1,2章の定期的な復習を行いつつ、3章(1201~1700)の単語を行いました。
3章までを完璧にしていれば<単語のせいで長文が読めない>といった悩みはほとんどなくなります。
しかし、MARCH以上を目指している受験生であれば、3章までで満足するのではなく、システム英単語全てを完璧にしておくことが望ましいです。
ビンテージは、
文法と語法のみ(1~847)を行います。
イディオムや会話表現・発音・アクセントは大学によって出るかどうかが異なりますし暗記事項なため早めにやっておいても後々忘れてしまいます。しかし、文法と語法はほぼ全ての大学で必ず出題されます。
どうしてもというならイディオム・会話表現・発音・アクセントは大学の過去問を一度解いてから行ってた方が効果的です。
解くための文法の知識は、問題が解けるだけでなく以下の2つの精度がどれだけ高いかが重要になります。
1, 解答根拠を問題文から見つけて言語化できるかどうか
2, 正解以外の回答が違う理由を言えるかどうか
vintageが多かったため、ここは2ヶ月かかりました。ここでも上の2つの基準を満たすためにどの問題がいつ聞かれても根拠を持って即答できるレベルで完璧にして、暗記事項もしっかり覚えました。
7,8月をこの期間に費やしたため、夏休みの英語の勉強のほぼ全ては文法をひたすらに解いていました(笑)。
退屈な単語と文法の演習はここまでです。
ここからはいよいよ長文が解けるようになるための勉強を行っていきます。
長文を読む上で自分に何が欠けているのかを判断する

ここで使用した参考書はsolution1とハイパートレーニング2 の2冊です。
どちらも日東駒専よりも少し劣る難易度の長文系参考書です。
ここでは長文の問題を解く上で自分に何が足りないのかを把握することが目的です。
ここからが実際に英語ができるようになるかどうかの重要なポイントでもあるので、場合分けして詳しく紹介していきます。
基本的に、単語と文法の知識が身に付いているけれど長文で点が取れない時の課題は以下の3つです。
1, 文法知識を長文で使えていない
2, 構文の解釈ができていない
3, 長文の解き方がわからない
1, 文法知識を長文で使えていない
この場合、読むための文法が身に付いていないことが原因です。
関係代名詞の省略・前置詞のイメージ・~ingの見分けが長文内でできていないことや、文法は解けるけど訳せないと言ったことが具体的な要因です。
このような場合の対応策として、読むための文法。
つまり、文法の本質的意味を掴むことや短めの文章から文法事項を見つけ出せるようになる必要があります。
文法の本質的意味を掴むためには、英文法の核という参考書がオススメです。
特に「自制と相」・「助動詞と仮定法」・「前置詞」は文法の核心的な理解が増すので絶対に読んでおきましょう!
短めの文章から文法事項を見つけ出せるようにするためには、肘井の読解のための英文法という参考書がオススメです。
1~2行の短い文章で読解のための文法を身につける訓練をしましょう。発展問題でSVOCを振れて直訳ができるように慣ればOKです!
2, 構文の解釈ができていない
文章によって単語の役を使い分けることができないことやこの形が出てきたらこういう対処をするというようなテンプレ的な判断が苦手でできないことが具体的な要因です。
ここでつまずく人がかなり多い印象です。僕もこれが原因で長文に苦戦しました。
この課題を解決するためには、入門英文解釈の技術70という参考書がオススメです。
肘井の読解のための英文法よりも長い文章の中で英文を読むときにどこに意識を向けて読めばいいのかを理解することができます。
3, 長文の解き方がわからない
この場合は、特に大きな課題点があるわけではないかまだ課題点が見つけられていないかのどちらかなので、さらに長文を解いて演習を積みましょう!
解き方が掴めていないのであれば、選ぶ参考書の基準として以下の3つがあります。
1, 参考書の解答にSVOCが振られていること
2, 300~400words程度の短めの長文であること
3, 音読をするための音声がついていること
このような比較的簡単で復習がしやすい教材を使って解き方を身につけましょう!
オススメの参考書としては以下のものです。
solution2
ハイパートレーニング3
英語長文 レベル別問題集4
英語長文 レベル別問題集5
関正生のThe Rules英語長文問題集1入試基礎 (大学入試)
関正生のThe Rules 英語長文問題集2入試標準 (大学入試)
特にthe Ruleはタイトルの通り長文を解くときのRuleを詳しく説明しているのでとてもオススメです!
過去問演習 | 苦手の克服

最後は、最後は自分の志望校の過去問を解くことと苦手分野の克服に尽きます!!
僕は長文での苦手を克服するために、solution1とハイパートレーニング2 と英語長文 レベル別問題集5と英文法の核と入門英文解釈の技術70と英文法ファイナル問題集 標準編の6冊を使用しました。
夏休みで文法までを完璧にしたので、9月から長文の勉強に取り掛かりました。
それと合わせて苦手を克服するための参考書を終えるのに3ヶ月かかったため、過去問を解き始めたのは12月とかなり遅かったです。
しかし、
基礎の定着度と常に暗記ではなく理解しようという姿勢のおかげで
過去問は対策ではなくテストの形式を知るために使うだけでも問題なく解けました!
苦手の克服文法編
文法の参考書を復習したいけど順番を覚えてしまっているのでテスト形式でランダムな問題を解きたい!という意識の高い人には以下の問題集がオススメです!
英文法ファイナル問題集 標準編
全解説 頻出英文法・語法問題 1000[増補改訂版]
時間制限もあるので、スピードも意識して高得点を取れるようになりましょう!
苦手の克服構文編
早慶や旧帝大クラスの大学だとより高度な構文知識が必要になります。
より煩雑で直訳では読むのが難しい文章をしっかりと訳せるようになるために、以下の2つの参考書をオススメします!
まとめ
勉強の進め方としてはこの記事で紹介をした順番に行っていけば偏差値65を超える知識を得ることができます。
しかし、進める順番も重要ですが最も重要なのは以下の2つです!
1, 一冊を完璧にすること
2, 暗記にならず理解をすること
どの塾でどの教材を使うかよりもこの2つを常にどの科目でも意識して勉強を行うようにしてください!!
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