受験英語において単語と同じくらい重要な基礎知識である『文法』
実は文法には2種類あるんです!!
それは、、、
問題を解くための文法
長文を読むための文法
かなり端的にいうと、
問題を解くための文法とは、「どれだけ英文法の知識を備えているか」
長文を読むための文法とは、「文法事項を自分で見つけ出して瞬時に見極められるか」
という違いです!!
そんな英語の文法を勉強する上で、
・そもそも文法全然分かってないです!
・どこまで覚えれば安心していいの?
・どの程度文法が解っていれば長文ができるようになるの?
のような悩みを抱えていませんか?
この記事では、問題を解くための文法ではなく、
・文法知識とはどういうものなのか。
・長文を読むために必要な文法知識とは何なのか。
がわかる参考書について紹介していこうと思います。
長文で必要になる文法知識とは??
まず初めに言っておきますが、
長文を読む上で必要になる文法の知識は超基礎的な知識だけで十分です!!
しかし、その超基本的な内容の完成度を100%に持っていかなくてはなりません。
そして、その基礎をイメージとしてどれだけ正確に捉えることができるかとうことです。
時制に関する時間軸上のイメージ
助動詞と仮定法の関係
不定詞と動名詞の違い
前置詞の訳頼りにならない核心的イメージ
不可算名詞を見分けるイメージ
慣用表現は暗記ではない
強調・倒置・省略・否定・一致の暗記ではない理解
学校の授業や塾で覚えさせられたものを、如何に暗記に頼らずにイメージを持って理解できるかどうかが重要なのです。
長文を読むために必要な文法知識が得られる参考書
基礎とはいえ、参考書にも難易度の違いがあるので以下のような使い分けをしてください!
最初に簡単な紹介をしてから後で詳しく紹介するので、まずはここで自分にはどの参考書が必要なのかを把握しましょう!
中学英語から不安な超絶初心者には
中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。
この参考書を使って、中学英語全体を総復習するとともに英語とはなんなのか。について把握しましょう!
ちなみに、僕は高校三年生の5月から勉強を始めましたが、最初に使用した参考書は中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。で、そこから偏差値を20以上UPさせたので、基礎の重要性を分かっていただけると思います。
次に、中学英語は大丈夫だけど、高校の英語は不安。という初心者には、
大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】
関正生の英文法ポラリス
こちらの参考書をオススメします。
高校で習う英文法がどういうものなのかを1から詳しく解説してくれているので、英文法の基礎が完璧に身に付きます。
次に、文法は解けるけど長文を読んだときに文法のせいでうまく読めいない。という中級者には、
英文法の核
こちらの参考書たオススメです。
これまで暗記で乗り切ってきた文法事項を全て理解を伴って覚えることができます!
中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。
中学3年間の英語を簡単にそう復習できる『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』
<こんな人にオススメ>
・高校受験をしていない人
・英語で常に赤点を取っている人
・英語の定期テストを暗記で乗り切っていた人
このような英語に対する理解が皆無な人には中学の超基礎的な内容から理解することが必要不可欠です!
左側に講義。右側に基礎問題があるので、1つずつ丁寧に確実に進めることができます。
また、講義には必ず図が入っているため単なる暗記にならずにしっかりとイメージを膨らませながら理解して覚えることができます!
大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】
これまで最も多く最初の一冊の参考書に選ばれている『大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】 』
<こんな人にオススメ>
・高校英語の文法を総復習したい
・これまで文法は暗記で乗り切ってきた
・文法は解けるけど長文に出てくると分からなくなる
入試に出てくるような難しい問題は暗記や感覚だけでなく「なんでそうなるのか。」をしっかり押さえておくことが必要です!!
2〜3ページの講義と5問ほど簡単な問題の繰り返しのシンプルな参考書です。
例文を通して読者目線での説明が行われているため読んでいてすんなり理解することができます。
関正生の英文法ポラリス 1
受験英語において絶大な信頼を持つ関正生先生が書かれている文法最初の一冊の「関正生の英文法ポラリス 1」
<こんな人にオススメ>
・高校英語の文法を総復習したい
・これまで文法は暗記で乗り切ってきた
・文法は解けるけど長文に出てくると分からなくなる
常に核心を捉えて暗記にならずに理解をして覚えることができるのが関正生先生の特徴です!
関正生先生は単語帳から長文の参考書まで幅広く出版しているため、同じ講師で統一したやり方で進めたいという方にオススメです!!
英文法の核
一通り文法の勉強を終えたけど、長文に出てくる文法の見分け方やニュアンスの違いが分からないと言う方におすすめの『英文法の核』
<こんな人にオススメ>
・文法の深い理解をしたい
・イメージを持って文法知識を覚えたい
・文章のニュアンスの違いを見分けられるようになりたい
これまでの参考書に比べると難易度は高くなります。
この参考書では、「基礎文法は覚えたけど長文で文法的な面で読めない」という方に向けて、文法を深いところまでイメージ付きで理解するための参考書です!
僕自身、受験時代に長文が読めなかった時にこの参考書に出会って、「時制と相」「助動詞と仮定法の関係性」「前置詞の核心的イメージ」など文法の本質に気づくことが出来たことによって長文がかなり正確に読めるようになりました!
まとめ
長文を読むための文法についてわかって頂けたでしょうか?
受験英語は大きく分けると『単語→文法→長文』の順で勉強するのが王道です。しかし、文法→長文の段階でつまづく受験生が極端に多く、これが英語が苦手と言われる最大の理由の1つとも言えます!
文法には解くためと読むための2種類があることを理解して、それぞれに適した勉強法で『出来る』ようになりましょう!!
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