ゲーム的思考とは何か??
それはやりたくないけど必要性が高いものに対してどのように向き合えば楽しくできるかをゲーム感覚で実行できるようにするためのものです。
決してポジティブに楽しもう!などという感情論ではありません。
最近、小学校や中学高校で取り入れられているプログラミング教育で求められているプログラミング思考と類似している考え方なのでこの後の人生にも参考になると思います。
僕も、この思考法で大学受験に合格してその後の大学生活でも時間を効率的に使い楽しさを持って取り組むことができました。
ゲーム思考とは??
文字通りゲームの登場人物を自分に置き換えてものごとを考える思考法です。
自分自身を原因と結果をつなぐ実態として扱い、対象化して操作していく感覚です。
少し難しいので具体例で考えてみましょう。
クエストをクリアするという思考では主人公の状態・手持ち道具・スキルなどをどのように動かしていくのかを考えてます。そのため、組み合わせを工夫したり順序を変えたりして効率的に進めていこうとします。
つまり、上の文章に当てはめるならば、
原因(状態・手持ち道具・スキル)と結果(クエストクリア)を扱う対象として自分(主人公)を操作するということです。
Let’s play!!
〜リセット必須のバグゲーム〜
説明書
この思考法は、
やりたくないけど必要性が高いものに対してどのように向き合えば楽しくできるかをゲーム感覚で実行できるようにするためのものです。
ゲーム解説に入る前に本記事の前提条件となるいくつかの条件を述べておこうと思います。
この前提条件はこれから話をする内容によく出てくるので覚えておいてください!
ルール1、メインキャラクターは自分
タイトルにもあるように自分の楽しいという感情を優先させるためです!
ルール2、ゲームのプレイヤーであり設計者でもある
自分自身の意思や行動が重要であるという自覚を持つためです!
ルール3、疑問が浮かんだその場所がスタート地点
疑問が生まれたところにゲームでの楽しさを組み入れるのです!
初期設定
みなさんご存知のようにゲームにおいて初期設定が存在します。言い換えれば、あらかじめ決まっているもののことです。
ここでの初期設定とは通常のゲームにおける意味とは少し異なります。
ここでの初期設定とは、
自分の意思とは関係なく決定してしまったものごとと定義します。
義務教育。幼少期の習い事。生まれた環境などですね。
しかし、ここで早速ルール2が発生します。
設計者なのですから初期設定は後天的に変更可能なのです。
本人の意思とは関係なく決定してしまったものごとなのですから、その物事を意識した時点でそれ以降は本人の意思が含まれているので受け入れるも抗うも本人次第ということです!
僕の場合、何のために部活をしているのか?と思って高3に入る段階でいきなり受験勉強を開始する。(僕です。)
何のために○○をしてるのか?と疑問を持ったら初期設定が変化するポイント。
つまり、ものごとの方向性が変わる大きなポイントとなる可能性があるのです。
疑問を持つほど選択肢の数は増えていきます(ルール3)。
個人パラメータの数値化
個人パラメータを意識したゲームは主にRPG系でよくありますね。
他にもレーダーチャートに書き起こせばどんなゲームでもパラメータ表記で個人のレベルを測ることができるはずです。
レベル上げこそゲームの醍醐味です!
どのパラメータをどの程度上げるのか。それはゲーム攻略での最重要事項ではないでしょうか。
レベルアップとその程度は数値的(目標までの到達度)でも感情的なものでも構いません。主観的感覚でいいのです。(ルール1)
点数が上がった。給料単価が増えた。欲しいものを買った(幸福感)。などですね。
やり方は至ってシンプルです。
目的に対して必要だと思う項目を取り出してなるべく客観的に10段階で点数をつけることです。
例えば、目的を受験勉強科目として、必要項目を主要5教科にした場合以下のようなレーダーチャートになります。
他にも、
練習中の技の成功率やto doリストの
達成率などにも応用できます
報酬(経験値)
ゲームには報酬がつきものです。
ステージクリア。ボス討伐。などなど事あるごとに報酬が得られます。
またこれらは、
報酬内容が事前に分からない方が得た後の喜びが大きくなります。
これを言い換えるならば、仕事や課題などのタスクを1ステージみなして報酬を設定してみましょう!
例えば、金額別もしくは当たりの期待値を低く設定したルーレットやサイコロを作ることでステージの難易度別(主観)で報酬箱を作れたり、期待値を変える事で喜びやワクワク感も生まれます。
小ボス・中ボス・ラスボス
ゲーム(特にRPG系)のクリア必須条件なんと言ってもはボスの討伐でしょう!
ボス討伐という目的があるからこそレベル上げに意味を見出しパラメータ配分を真剣に考えられるのではないでしょうか。
ものごとにおいても目的が無いとやる意味を感じられず継続できないでしょう。ましてや自分がやりたくないものであれば尚更です。
つまり、やること全てに意味を持たせ成長を感じられるようになるために、目標設定。つまりボスを配置させましょう!(ルール2)
勉強で言うなら、「小ボスを進行中の参考書」・「中ボスを定期テストや模試」・「ラスボスを共通テストや一般試験」のような感じです。
さらにここで、ボスを倒す(目標達成)ためにこれまでで述べたようなパラメータや報酬の考え方が重要になってくるのです!
イベント発生
突然のイベント発生。ゲームであればレアな報酬や通常以上の経験値が貰えたりなどプラスな印象が強いです。
しかし、
実際には嬉しいことだけではありません。
気になっている子とクラスが同じになった。などの激レアイベントが発生する場合もありますが、
バイト・仕事・勉強などでのイベントは基本的にマイナス要素(計画がずれる原因)となる可能性の方が高いです。
しかし、
実はこのイベント発生に対する考え方こそどれだけ物事が楽しくなるか。に直結すると僕は考えています!(ルール1)
最初に言ったように、イベントは報酬・経験値のビックチャンスです。
突然の状況に自分のパラメータでどう対処するのが最適なのかを考え行動することが自分のレベルを大きく上げる最高の機会になるのではないでしょうか。(ルール3)
具体的な報酬例としては、苦手の克服チャンスやさらなるチャンスの到来などではないでしょうか。
リセット方法
ここまででゲームにあるそれぞれの要素をどのように人生に当てはめればいいのかについて話してきました。
ここで、ついにサブタイトルにもあるようにこのクソゲーバグゲーのリセット方法について説明します。
結論から述べると、リセット=初期設定の変更です!!(ルール2)
1つ目のトピックで初期設定について述べたように、初期設定の定義は自分の意思とは関係なく決定してしまったものごとです。
リセットしたい。つまり、現状に少なからずの不満を抱いているのであれば今ある状況を見つめ直し何に不満を抱いているのかの本質を見極め環境や考え方を変えることがリセットの本質です。(ルール3)
コマンド操作
ゲームではコマンドやボタンを操作してストーリーを進めていきます。
ゲームにはいくつかのコマンドが存在します。
例えば、RPG(ドラクエなど)では左のようなコマンド存在しますね。
実際の生活においては、家にいる状況で「寝る。食べる。外に出る。」などが挙げられます。
ここで全員にあらかじめ備わっているチート級のコマンドが1つ存在します。
それは自分自身でコマンドを作ることができるというコマンドです。(ルール2)
ただ、この強力なコマンドには1つ条件が課されています。
それは自分の意志の強さに直結してしまうということです。
コマンドを作れるので選択肢は無限大に存在しますがその選択肢の数は全て当人の意思決定の強さによって1から無限にまで可能性が広がっています。(ルール3)
言い換えれば、思考力と行動力に依存するということです!
チームメンバー
ここまででゲーム内の各要素について書いてきましたが最後にチームメンバーについてです。
メンバーには攻撃役・援護役・回復薬などなど役割は様々です。
しかしゲームのメンバー構成と実際のメンバー構成では1つだけ違いがあります。
それは、意思が存在するということです。ゲームであれば自分の好き勝手にメンバーの変更が可能ですが、実際そうはいきません。
他のメンバーとの信頼度や関係性は自分のコンディションにかなりの影響を及ぼします。
タイトルに「行動を楽しむ」とありますが、他人を考えない利己的な考えは周り回って自分に悪影響を及ぼします。
自分が最大限楽しむということは、他人の感情を考慮するという条件付きであることを忘れないでください!
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