【受験ロードマップ】シリーズとして受験勉強についてを体系化しています。
受験勉強についてわからない人はこの記事を読み進めて受験の方位磁針として活用してください!
この記事では知っておいてほしい「効率的なノート作りのために意識すべきこと」について紹介しています。
僕自身の受験時代と塾講師を2年間行って気づいた学力向上のために必要なノート作りの秘訣なので、これから受験勉強を始めようとしている人にはかなり参考になるはずです。
さて、みなさんは
普段勉強を行うときに、ノートを取っているでしょうか?
それとも、ルーズリーフにまとめていますか?
または、裏紙に問題を解くだけで済ませてはいませんか?
・暗記するのが苦手 ・勉強をしていても学力が上がらない
上記のような悩みを抱えている人はぜひこの記事を読んでノートの作り方から改善したほうが良いです!
まずはノートの取る意味から理解して”なぜ?”を理解しましょう!
ノートを取る意味
授業中はなぜノートを取らなければいけないのでしょうか。
それは、記憶を長期的に保管する場所を作るためです。1ヶ月前に自分が解いた問題や勉強内容を何も見ずに完璧に思い出すことが出来る人はほぼいません。いたら変態でしょう(笑)。
つまり、
忘れるという現象は至極当たり前のことです。
どんなに楽しいディズニーやデートの記憶でも写真や動画として保存しておかない限り記憶はどんどん薄れてしまいます。
それは勉強でも同じです。
ただ授業や参考書を行ってわかった気になっていても受験という数ヶ月から数十ヶ月継続して勉強を行う場合ではやったままでできた気になっているのが一番危険です。
つまり、思い出しやすさや復習のしやすさという面で工夫をして長期的に役立つノートを作ることがとても重要なのです!
また、効率的なノート作りだけでなく、やってはいけないNGについても紹介をしているので併せてご覧ください!
大前提として意識すること2選
ノート作りで意識するポイントを紹介する前に、それ以前に気をつけなければならないことがあります。
どんなに効率化やできる人のマネをしようとしても根本的なことや本質的なことが抜けていると無駄な努力となってしまいます。
そうならないためにも、まずは以下の2つを読んで自分のノートと比較してみてください!
丸写し・解くだけは御法度
まず初めに、
授業内容の丸写しや問題を解いて合っているかどうかの確認だけをして終わっているノート。
無駄です!!
そもそも勉強では自分を知ることが大切です。
・何回間違えたのか。
・解答根拠は正しいか。
・どの問題が苦手なのか。
・解答の書き方はどうか。
このような自分の課題点を常に探して改善することができるかどうかが学力の差につながります。
つまり、
丸写し・解くだけのノートは基礎的な内容しか問われない定期テスト対策の勉強には対応できるかもしれませんが、数十ヶ月の勉強を必要とする大学受験には到底太刀打ちできません。
1ページ目を目次にする
科目に関係なく共通して言える大前提として、ノートのどこに何が書かれているのかを把握することが非常に大切です。
塾講師をしていて生徒のノートを確認していると、公式やまとめなどをノートに書いている人をよく見ます。
そのようなノートを目にするたびに、決まって”今までノートを何回見返したことある??“と質問をします。
そして、ほぼ全ての生徒は1週間のうちに1回程度多くても2回程度でそれ以降はそのページを開くことがありません。
見返さないノートに
公式やまとめを書く意味があるのでしょうか。
1度の見返しで全てを理解して完璧にするのであれば問題ないですが大抵無理です。
ではどうするのか、、、
最初の1ページ目を目次として”どのページに何の範囲の何が書いてあるのか“を書いておけばいつでも気になった時に簡単に見返すことができます。
代わりに付箋を使っている人もいるようですが、
付箋では区切りのポイントはわかっても何が書かれているのかまではわかりません。
付箋のある箇所を開いて探すという作業に無駄が生じるのでやはり1ページ目に目次を書いておくほうが良いでしょう。
この1つの工夫をするだけでも、今までのノートよりも遥かに効率をあげることができるはずです!
意識するポイント3選
ノート作りで意識するべきポイントは大きく分けて3つ。
1, 復習のしやすさ
2, (自分視点での)ノートの見やすさ
3, 自己分析への取り組み
この3つ全てを完璧に行えるようになれば、長期的には他の受験生と大差をつけられるような学力を必ず手に入れているはずです。
以下ではこの3つをわかりやすく紹介しているので1つ1つ見ていきましょう!
1ヶ月後の自分の立場で考える
1つ目の”復習のしやすさ“を考える上で何を意識すれば良いのか。
それは、
1ヶ月後の自分の立場になって考えることです。
例えば、
1ヶ月前の自分のノートを見てその内容を全て思い出せますか?
“どの参考書の何の問題を解いてどのパターンで間違えたのか“これがわかるようなノート作りになっていないとノートとしての意味がないです。
基本的に人は復習をして繰り返さないと忘れてしまいます。
そのため、受験勉強などの長期間の勉強が必要となる場合には復習にかける時間が圧倒的に増えます。
つまり、
1回1回の復習にかける時間をどれだけ効率化できるかが学力が他の人よりも伸びるかどうかのポイントということです!
徹底したマイルールを作る
2つ目の”ノートの見やすさ“を考える上で何を意識すれば良いのか。
それは、
マイルールの完成度がどれだけ高いかで決まります。
ノート作るときにより多くの情報量を瞬時に得て理解へと繋げるために、色ごとの役割や線の引き方などのルールを作りましょう。
例えば、
僕はノートやメモを取るときに3色しか使いません。
黒・赤・青だけです。
基本的には黒を使い、
修正ポイントや強調する箇所は赤を使い、
まとめや本質的なポイントには青を使うようにしています。
他にも、
赤の波線は、用語の説明
青の波線は、言葉の言い換え
矢印は、具体化
中括弧は、抽象化
このようなマイルールを作って自分のノートをいつ開いても”内容の把握“や”言いたいこと“が瞬時に理解することができる見やすいノートを作ることができます!
補足説明にこそ重点を置く
3つ目の”自己分析への取り組み“を考える上で何を意識すれば良いのか。
それは、
補足説明にどれだけ重点を置いているかです。
特にノート作りをする上で自己分析に重要なのは、
自分自身の感じたことを把握することです。
上の”1ヶ月後の自分の立場で考える“と”徹底したマイルールを作る“と併せて考えると、
・1ヶ月後に見返した時に当時の自分がどの問題をどのようなミスで間違えたのか
・当時の自分がなぜそのポイントを重要だと思ったのか
この2つを知ることができるからです。
勉強以外でも失敗する人と成功する人の違いの1つとして、”考えいてるかどうか”という違いがあります。
できる人は常に考えて行動をしています。
そして、自分自身の受験時代と塾講師を2年間行って気づいたこととして、
勉強の特にノート作りにおいては上の2つを常に考えることが非常に重要であると感じます。
まとめ
受験で必要なのは”受験当日まで記憶を定着させておくこと“です。
そして、
ノート作りの目的は”記憶を長期的に保管する場所を作るため“です。
この2つは非常に関連性が強いです。
つまり、
ノート作りの質の高さが勉強の質の高さや大学合格への確率を少しでも上げるキーポイントとなります。これは文系・理系に関係ありません。
今回紹介した意識すること5を取り入れて合格への可能性を1%でも上げられるようにしましょう!
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